人工妊娠中絶手術(母体保護法手術)についての説明


侵襲の低い(身体への負担が少ない)手動式真空吸引法で行います。
手術日、クリニック滞在時間は3~4時間です。当日手術も対応可能です。
事情があり、この手段を選択されるに至ったとお察し致します。
当院では、一同、患者さんに対して温かい対応を心がけております。
ご不明な点等ございましたら、お問い合わせ下さい。

Q and A

いつから受診ができますか

ご自宅で妊娠を確認したらいつでもできます。

いつから手術ができますか

経腟超音波検査で胎のう径が10mmを超えたら可能です。だいたい、妊娠5週台後半からになります。
 胎のう(胎嚢、たいのう):胎児の入っている袋

どのような検査を受けなくてはならないでしょうか

  • 経腟超音波検査
  • クラミジア・淋菌検査
  • 子宮頸がんの検査(一年以上していない場合)
  • 血液検査:貧血かどうか、肝臓・腎臓機能、血液型、感染症(HIV, B型肝炎、C型肝炎、梅毒)
  • 血液型がRh (-)と言われています

    手術後、免疫グロブリン注射を受けて頂きます。追加で約3万円かかります。

    手術を受けらる時間を教えて下さい

    10:00-10:30に来院して頂き、11:00頃、手術開始になります。他の患者さんの予約状況により、前後します。土曜日は追加料金がかかります。平日、15:30からの手術も調整可能です。

    初診日、その日のうちに手術を受けることは可能でしょうか

    追加料金がかかりますが、可能です。ただし、混雑状況によってはお待たせすることがございます。

    誰がどこまで同席できますか?

    当院ではもともと男性を含む付き添いの方は断っておりません。お話をする部屋、内診検査をする部屋、手術をする部屋のどこまでも同席は可能です。但し、状況により、ご遠慮いただくこともございます。

    ニュースでも聞いたのですが、「配偶者同意」がないと受けられないそうですが

    同意が得られる場合は同意をして頂きます。しかし、

  • 相手はいるが、未婚の場合=婚姻関係にないので、そもそも「配偶者」ではない
  •   ※一回だけの関係。相手が行方不明の場合も含む
  • 離婚後=既に「配偶者」はいない
  • 家庭内暴力の被害者=相手が「配偶者」という状態ではない
  • については、学会の方でも同意は必要ではないという見解を示しております。

    当日の流れを教えて下さい

     当日、午前8時までは飲食可能。脱水を防ぐ為に、むしろ水分は十分とっておいて下さい。
     気持ちを静めるお薬を飲みます
     点滴による水分補給を開始します(※)
     子宮の入口に麻酔薬を注射して、子宮頸部(器具の通り道)を軟らかくします
     大きな注射器の様な器具を用いて数回、内容物を吸い取ります(搔把(そうは)法ではありません)
     最後に経腟超音波で内容物が十分吸い取られたことを確認して、手術は終了となります
     30-60分ほど、お休みして頂きます
     歩ける様になったら、お帰り頂きます

    費用について教えて下さい

    以下の費用は現金でお支払頂いております。

  • 術前診察:11,000円
  • 術前検査としての血液検査:22,000円 (当日キャンセルの場合、お返し致しておりません)
  • 手術:88,000円~
  • 術後診察:手術費用に含む
  • 追加料金

  • 土曜日:+33,000円
  • 初診日当日に手術施行:+33,000円